

お父さん、農薬って虫や病原菌を撃退してくれるんだよね!

そうだね、だけど農薬の作用はそれだけではないんだよ

えっ!そうなの!?

野菜を守るつもりが、逆に弱らせてしまっているんだ。
今日は、農薬を使う事で、どんな事が起きているかをお話しよう!
動画解説はこちらです!
撃退するのは虫や病原菌だけではなかった!
農薬は、野菜を食べてしまう虫や病原菌を撃退します。
しかし、野菜を守ったり、成長を助けてくれる菌も一緒に撃退してしまいます
(参照:「野菜は小さい方を選びなさい」)。
この話を聞いて、目から鱗(うろこ)!
確かに!!
農薬とは、殺虫・殺菌能力があるということ。
つまり、生物や菌自体も死滅させてしまう!!
野菜に害がある物だけにしか、意識がいっていませんでした。
しかし、野菜にとって良い菌も撃退してしまいます。
農薬を使用された野菜は、害虫や病原菌を撃退すると同時に免疫力も落ちてしまいます。
結果、不健康な野菜になり、病気になりやすくなってしまいます。
しかも、農薬の殺虫・殺菌の作用は野菜だけにとどまりません。
土の微生物も死んでしまう
農薬を使うことによって、土の微生物も死んでしまいます。
本来は、土の微生物が野菜を育てるミネラルを作ります。
微生物が死んでしまうと、土にミネラルが無くなります。
結果、野菜は土からミネラルをもらえなくなります。
そして、成長が出来なくなってしまいます。
土には、目に見えない微生物がいること。
野菜が生きるための、栄養をもらっていること。
実際には、目で見ることは出来ません。
今まで意識した事もなく、実感もわきませんでした。
そして、目に見えない微生物達が、農薬を使うことで実はいなくなっている!
私は、とてもびっくりしました。
実は農薬を使わない方が虫食いや病気になりづらい
農薬を使わない事で、野菜を守ったり、成長を助けてくれる菌が活動します。
具体的には、病気に抵抗力を持ち、虫食いからは自ら毒素を出して抵抗!
野菜の生育も、促進されます。
そして、土の微生物も同時に活動します。
土の中で、ミネラルが作られます。
野菜がミネラルを吸収して、すくすくと育ちます。
「自然の姿」が見てみたい
野菜が本来持っている力を発揮して、育つ。
微生物が活発になり、土が豊かになる。
土も微生物も、元気な空間で野菜を育てる。
「自然の姿」とは、どんな景色なんだろう。
私は、自然の姿がとても見てみたいと思いました。
無農薬栽培でも、実際には虫食いは起きます。
病気にかかった事も、経験しています。
しかし、起きたときにすぐ薬!ではなく、何故なのかを考えます。
何故かを考えている時に、野菜や自然の原理について考えます。
考えることで、理解が深まるのはとても楽しいです。
家庭菜園だからこそ無農薬
野菜にとって快適な環境を作る事が、虫食い対策や病気の予防になります。
具体的には、風通しを良くすること。
雑草に負けないよう、適度に草刈りをする事。
土の微生物を育て、土を豊かにすることになります。
虫が発生したら、手で除去します。
土の微生物を育てるのは、長い年月が必要です。
草刈りや虫を手で除去するのも、手間がかかります。
広大な面積で野菜を育てる、農家さんの場合は難しいと思います。
しかし、自分の手が届く範囲の家庭菜園なら出来ます。
そして、手間暇かけた分、野菜や畑の土達がとても好きになります。
家庭菜園で、農薬を使うどうか迷った方。
是非、無農薬で野菜を育ててみて下さい。
収穫して食べる以外の楽しさを、感じることが出来ると思いますよ。
家庭菜園は、過程を楽しむ最高の園です!

今回は、私が無農薬で野菜を育てようと思った理由の1つについて、書きました。 本日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
- 農薬は、殺虫・殺菌作用がある。
- 野菜を守り成長を助けてくれる菌や、土の微生物も死滅させてしまう。
- 農薬を使わない事で、野菜も土も本来の力を発揮して育つ。
気づき
「目の前に見える物が全て」、と無意識で思っている事に気づきました。
植物を守る菌や土の微生物は、見えません。
存在していることすらも、考えた事がありませんでした。
農薬で、殺菌以外に何が起きているかを。
今まで、考えようと思った事もありませんでした。
実際には、自分の目には見えない世界があること。
表の反対に、裏もあること。
見えない世界は、原理を知ることで見えるようになる事が分かりました。
今後も、原理を大事にしていきたいと思います。
◎参考にした本